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お客様の反応が一番だから―オホーツク珍味 カネショウ ウスイ―

「初めてのお客様が”お土産でもらって美味しかったから買ってみたくて電話した”っていうのが一番うれしいですよね」こう話すのは、珍味を製造、販売しているカネショウ ウスイの代表 関根浩史さんです。

ホタテの貝柱や貝ひもを使った珍味や鮭とばなどを製造しており、ふるさと納税の返礼品としても提供しています。


美味しいものを届けるために

人気商品の「帆立焼貝柱」(記事トップ写真)は、ホタテ本来の柔らかい食感を残したままの焼貝柱で一度食べたらクセになるおいしさです。

ホタテからひも(ミミ)を外して貝柱だけを焼いている商品はあまりないそうで、他社とは違う雰囲気を出していくために手間もコストも惜しまずに作られています。

材料は湧別産のみ使用

関根代表は地元の食材にこだわりを持っていて材料となるホタテや鮭はすべて町内のものを使用しています。1回の仕込みで使う貝柱は約30kg!
この貝柱を水でよく洗ったあと、砂がついていないかひとつひとつ確認し、砂がついている場合はハサミで丁寧に取り除きます。

「こういう細かい作業があるからどうしても機械化が難しい。目が見えなくなったら終わりだな!」と明るく話す関根代表。ホタテについている砂を見極めるには相当な集中力も必要です。

手早く下処理された貝柱は特製の調味料に丸一日漬け込まれ、味を染み込ませます。

味のばらつきがないように

ホタテは同じ産地のものを使用していても、季節によって若干甘みや食感が異なるので、ホタテに合わせて調味料の配合を微調整しているそうです。
実は、関根代表は昔、ホタテ漁の船に乗っていたのだとか。なので、湧別のホタテを知り尽くしているのです。
だからこそできる調味料の調整で先代から引き継いだ秘伝の味が守られています。

音を聴いて、焼き上げる

続いては調味料に漬け込まれた貝柱を焼く工程です。こちらは奥様の担当で、関根代表でさえこの工程はできないそうです。
奥様は先代であるお母さまを見て、感覚でできるようになったため、「教えてと言われるのが一番難しい」といいます。
色だけでなく音も聴きながら、焼き終わりのタイミングを見計らいます。
そして焼き終えた貝柱は味をなじませるために寝かせて、私たちの手元に届く「帆立焼貝柱」が完成します。

贈り物でも喜ばれること間違いなしの、オホーツク湧別産珍味。
町内では道の駅や製造工場で購入できます。
遠方の方はふるさと納税もチェックしてみてくださいね。


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