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地元高校生発案!?「eスポーツ」を通じたまちづくり

こんにちは!湧別町地域おこし協力隊note担当の竹内咲樹です。近年ちらほら目にする機会が増えた気がする「eスポーツ」。湧別町ではeスポーツをテーマとしたイベントが開催されています。実はこれ、高校生による提案がきっかけだった…!?
今回は湧別町のeスポーツへの取り組みについて深堀してみます。

湧別町がeスポーツに力を入れ始めたきっかけ

「高校の魅力アップのためにeスポーツ部がほしい!」

湧別町では、町長と湧別高校生の意見交換の場を設けています。
数年前、当時の生徒さんから「湧別高校の魅力アップのためeスポーツとソフトテニス部をつくってはどうか」という提案がありました。湧別高校では生徒自らがテーマを設定し探求学習を行う「未来計画」といった授業があり、eスポーツに関する探求テーマを取り上げている生徒もいました。

意見交換会時の様子

そこで、町はこの提案について考慮した結果、『性別や年齢などの垣根を越え、誰もが一緒に楽しむことができるところに、大きな意義があると考え、高校魅力化にとどまらず、eスポーツを活用したまちづくりを推進し、幅広い世代が参画でき、広がりを持たせることができるのでは』と考え、町で積極的に推進することとしたのです。

動き出した eスポーツを活用したまちづくり

湧別高校eスポーツ部が発足!

eスポーツを活用したまちづくりに関して、まずは「湧別高校eスポーツ部の立ち上げ」からスタートしました。文化センターTOM内にゲーミングPCや周辺機器などの環境が整った部室を用意し、現在は5名の部員が在籍しています。また、月に1回はプロeスポーツチームに所属している選手の方にコーチとなってもらい、オンラインでの指導を受けながら、腕を磨いています。

eスポーツ部本格始動時の様子

ちなみに、意見交換会で話が上がったソフトテニス部も発足を目指し、今ではグラウンドも整備され、7名が部員として日々練習に励んでいます。(令和6年12月10日時点)

部活動にとどまらせない!町がこれまでに行ってきたこと

eスポーツ体験会
8月ごろに町内で開催される「屯田七夕祭り」に合わせて令和5年、6年とeスポーツ体験会を実施。今年は湧別高校eスポーツ部の生徒も運営に参加し、高校生と町の人との交流の場にもなりました。

町民ワークショップ
こちらも体験会同様、令和5年度から開催している企画です。午前と午後の部の2回に分けて実施し、令和6年度は子どもから大人まで幅広い年代の約50人が参加しました。eスポーツの特徴や湧高eスポーツ部の活動紹介が行われた後、人気パズルゲーム「ぷよぷよeスポーツ」をプレイする大会を実施。トーナメント戦の決勝では好プレイに会場全体で拍手を送るなど大盛り上がり!

高齢者向けレクリエーション
eスポーツは前述のとおり、性別や年齢などの垣根を越え、誰もが一緒に楽しむことができるスポーツです。そこで、高齢者を対象としたレクリエーションを開催し、チーム戦で太鼓の達人にチャレンジしてもらいました。ほとんどが未経験者でしたが楽しんでもらえたようで、孫と一緒にやってみたいというご感想も多くいただきました。

とても楽しそうな様子ですね✨

プログラミング教室
小中学生を対象に、「マインクラフト」というゲームタイトルを用いて湧別町ではおなじみのコースを用意し、プログラミングを行ってもらいました。参加した小学生は「自分が入力した言語でゲームキャラクターが動いて楽しかった。もっと勉強したい。」と、プログラミングについて興味をもっていました。

今後の予定は…?

令和5年度から始まったeスポーツの取り組みは令和5年度から7年度の3か年で計画をしており、1年目は「eスポーツの理解促進、取組を円滑に推進するための基礎づくり」、2年目は「eスポーツ活動普及」に注力しました。
3年目となる令和7年度は「eスポーツ・ICT活用によるまちづくり推進および魅力発信」を目標にしています。
町民交流の場を設けたり、eスポーツを文化として町に定着させるために大会開催を予定しているほか、湧高eスポーツ部は全国高校eスポーツ選手権へ参戦し、町の魅力発信を行うなど、eスポーツを通じたまちづくりをするために、これからもイベント等を開催していきますので、今後eスポーツに触れる機会があれば、「あ、noteで見たあれだ!」と思っていただけるとうれしいです✨


eスポーツを通じたまちづくり(町HP)↓