農水省職員がファームステイしに来てくれました
こんにちは。地域おこし協力隊の竹内咲樹です。先月、町内酪農家さんから耳よりな情報が✨農水省の若手職員が酪農の仕事を体験しに来る…!?
素敵な出会いになりそうな予感と好奇心で、酪農家さんのもとに駆け付けました。
湧別町でファームステイ
農水省職員のファームステイは、北海道内のJA青年部の活動として行っているものです。
今回は、羽田からオホーツク紋別空港の便でお昼に湧別町に到着し、町内を見学して、夕方に酪農家さんのもとに。次の日の朝のお仕事まで体験して、残りの時間は町内施設の視察などをして全行程を終える2泊3日の日程です。
”霞が関で働いている方が来る”というだけでワクワクしながら(ミーハー笑)、受け入れ先となっている樋口牧場に伺いました。
すると、樋口さんの指導を受けながら牛にエサをあげている方を発見!
落ち着いた様子でたくさんの餌が入った自動給餌車を操っていました。
今回湧別町にファームステイしに来てくれたのは農林水産省 畜産局畜産振興課所属で獣医師の伊藤愛真(いとう まなみ)さんです。北海道大学で学び、今年4月に新卒で入省されたとのこと。今回、省内でファームステイ参加募集の案内があり、”畜産の現場を知らないまま仕事をしているからもっと勉強がしたい”と思って手を挙げたそうです。
そもそも、ファームステイって?
ファームステイはグリーン・ツーリズムとも言われています。どちらもあまり聞きなじみのない言葉かもしれません。単語から想像はつくものの、私もしっかり理解していなかったので、調べてみました。
欧州では普及していた状況を踏まえ日本では農水省が推進しているとのこと。
今回のファームステイ活動は前述のとおり北海道内のJA青年部の活動なので、日ごろ触れ合うことのない青年部員と農水省職員の交流機会づくり、農水省職員の方々に生産現場と農村の様子・声に直に触れて政策づくりに活かしてほしいという思いから行っているそうです。
酪農家の一日を体験する
自動給餌車でサイレージ(草を乳酸発酵させたエサ)のあとは配合飼料をあげていました。
エサをあげ終え、掃除をして一段落。樋口家のお子さんたちや樋口さんがお声がけしていた町民の方も合流し、一緒に休憩♪
「田舎に来ると、田舎やっぱりいいな~と思います。」
伊藤さんは福島県出身。大学時代は北海道で過ごし、勤務地は東京ということで、初めての大都会での生活に慣れないこともあるようです。私も都市部から移住してきたので共感できる話もありました。ミーハーな私は省庁の中ってどんな感じなんですか!?など質問をしまくり…高層ビルの話にテンション上がっていました(笑)そんなこんなで あっという間に次のお仕事、搾乳の時間に。乳牛の搾乳は夕方と朝の2回行います。
朝 東京を出発し、昼過ぎにはつなぎを着て牧場のお仕事を体験。次の日も朝早くから手伝い、町内施設の視察に行ったりして とてもハードな3日間だったと思いますが、湧別町の雰囲気、酪農家の生活を体感していただけたのではないでしょうか。またいつでもいらしてくださいね!