湧別日本酒プロジェクト#4 ~この2か月間のできごと~
こんにちは!湧別町企画財政課の髙橋です。
季節は秋になり、肌寒さを感じる今日この頃。皆さん体調管理にはご注意ください…。さて、今回は前回投稿時から2か月ほど経つため、その間にあった出来事などをまとめてご紹介します!
町内盆踊り会場での試飲ブース開設(8月16・17・20日)
8月4日に開催された「第9回屯田七夕まつり」でのお披露目から、町内の各酒販店で販売を開始した「特別純米 湧別」(以下「湧別」)。この存在を町民の皆さんに知ってもらうために、町内で開催された盆踊り大会3会場(芭露地区、湧別地区、上湧別地区)にて、試飲会を開催しました。
踊り子の方や盆踊りを観覧されている方など、多くの方にお越しいただきブースは大盛況!一部会場で行った即売会では「湧別」を買い求める方の姿もあり、多くの皆さんに「湧別」を味わっていただけたのではと思います。
湧別納涼盆踊り大会の実行委員長、湧別町農協上田組合長も「来場された多くの方にお酒を楽しんでいただけた。これからも湧別全体で盛り上げていければ。」と今後の展開を期待されていました。
酒米生産者を訪問(9月19日)
湧別町の特産品「たまねぎ」の収穫が最盛期を迎えている中、「湧別」に使用している酒米「彗星」の刈り取り作業が始まっているとの連絡を受け、新篠津村へ行ってきました!
酒米を生産されているのは北野さんご一家。圃場の作付面積は1町(約9,900平米)で収量は90俵(約5,400キロ)になります。ここで生産されている酒米は「湧別」以外にも新篠津村の地酒である「大法螺」にも使用されているとのこと。
北野さんに聞くと、5年ほど前までは酒米の生産はしていなかったようですが、石塚村長からの依頼もあり、この圃場で彗星の作付を始めたようです。
私たちが到着した頃には、すでに作業を開始されていた北野さんご一家。息子さんがコンバインを操縦し、黙々と刈り取り作業が進められていました。
コンバイン内では、刈り取った稲の穂先から、籾(もみ)を分離する「脱穀」が同時に行われます。この後、籾を乾燥させるためにコンテナへ移します。
この乾燥の作業がとても重要なようで、籾に含まれている水分により変質が起こり、お酒にしたときに味が違うものになってしまうこともあるとのこと。そのため稲刈り後、少なくとも3、4時間以内に上の写真のように乾燥機に入れて乾燥することにより、変質を防ぐことができるようです。
また、酒米にも食用米と同じく等級があり、「きちんと形の整ったお米が含まれる割合」などにより6段階の格付け(特上・特等・一等・二等・三等・等外)がされますが、北野さんは「今年は豊作。一等米以上が期待できる。」とのこと。来年にはさらにおいしいお酒が出来上がるかも…皆さん、楽しみに待っててくださいね!北野さんご一家、お忙しいところありがとうございました!
そういえば・・・
「湧別日本酒プロジェクト」の直近2か月間の報告でした!が、皆さんそろそろ気になり始めていることがあると思います。そう、サロマ湖に沈めた「湧別」の行方が気になりますよね?実は近々、第1回目となるサロマ湖からの引き上げとテイスティング(海洋熟成による変化の確認)を予定しています。次回その模様をご紹介しますので、お楽しみに!