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外まで漂う幸せな香り~湧別のパン工場!?

こんにちは!note担当地域おこし協力隊の竹内咲樹です。
町民に10日と25日に発行されている町内情報紙「旬報かわらばん」を何気なく見ていた時のこと・・・


〈〈〈1人あたり20~40個のパンを持ち帰ります〉〉〉
思わず二度見しちゃいました。個人で持ち帰る数じゃない…
パン20~40個と個数に幅もあり、いやいやそもそも数が業者(笑)

そのことを括弧書きで控えめに、当たり前のように書いてあることがまた面白く、すぐに取材依頼をしました。

開催場所は地場産品の加工実習や加工技術(調理の仕方)の普及などを目的とした施設の地場産品加工センター(錦町)。

地場産品加工センター(錦町)


集合時間に行ってみると、エプロン姿の女性陣が早速準備をしていました。
簡単な説明があり、テキパキと動き始める皆さん。

今回つくるパンは6種類です。

  • あんパン

  • ちくわパン

  • ベーコンパン

  • ソーセージパン

  • ピザパン

  • くるみレーズンパン

レシピは元からあるものにアレンジを加えているそうで材料には参加者が提供してくれたものもありました。

皆さん手際良く、パンにいれる具材づくりを進めます。

あんぱん
ちくわパン

具材づくりがひと段落し生地の発酵を待っている間に、町栄養士によるプチ講座が開講されました。

今回の内容は『一日に必要な食事量とそのバランスについて』

自分の食事量とバランスを振り返りました。

それから調理場に戻り、発酵したパン生地と具材を合わせ、大きなオーブンに次々と運び焼き上げていきます。

「さ、あったかいうちにいただきましょう!」とみなさんでできたてのピザパンの試食タイムです。

会員の皆さんは「ピザソースでも良かったかな?」「コーンが入ってるからケチャップが合うんじゃないかな?」などなど、「美味しいね~」だけではなく、材料や工程を見直しながら食べている姿が印象的でした。

やっぱり焼きたては美味しいね!と試食が終わるとささっと次の仕事に取り掛かります。

最後は梱包です。

試食している間に粗熱が取れたパンから順に一つ一つ梱包します。

そして、材料費はパンを作った方できっちり割り勘して、ヘルシースプーン会のパン作り実習会は終了しました。
この日はいつもより人数が多かったそうで、持ち帰るパンは20個ほどになったようです。
材料量は変わらず、参加人数により個数が変動するので20~40個と記載されていたのですね!(ここで納得)

と思ったら…!
なんと、参加者の中にはその後も今つくったよりもたくさんのパンを焼く方々がいらっしゃるそうです。
本当にパン工場だ…
作ったパンはご自宅で冷凍する方もおり、「この日のために家の冷凍庫空けるのよ(笑)」と教えてくれました。

ヘルシースプーン会でのパン作りは年に一度。一般参加で何度か来ているという方は、「ご近所さんがこのパンを楽しみに待ってくれているから、つくらなきゃって思う。家ではこんなにつくれないしね~。」と、周囲の方を思って参加されていました。
今年もご近所さんに大変喜ばれたことでしょう✨


ヘルシースプーン会は会員募集中です。パン作りのほか、町内の食料品店への副菜レシピの配布、食に関わる講話を聞いたりして年に4回程度活動しているそうです。
お気軽に湧別町役場健康こども課までご連絡ください。