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じいちゃんから聞いた「松」の話

寄稿記事Vol.11
寄稿記事を読んで、”はっとしたこと”があったという方から記事をお寄せいただきました。

この寄稿記事を拝読し、じいちゃんから聞いたことを思い出しました。

庭でひときわ目立つ松の木

「この松はね、俺の…爺さんだったかひい爺さんだったかが、内地からリュックに入れて持ってきたんよ。リュックにね、苗木を。」

立派に育ったアカマツは 樹齢80年ほどになるのでしょうか。
今もじいちゃんがきちんと剪定して庭のシンボルとして家を守るように佇んでいます。

寄稿記事の筆者は「北海道に自生していないアカマツが兵村地区の各戸にあるのは、本州の樹木が懐かしく感じる屯田兵家族が各自で購入した?」と予想されていました。
うちは兵村地区から少し離れた地区ですが、じいちゃんから聞いた松の話はまさに筆者の予想通りです。

私の家も、もとは屯田兵だと聞いています。今じいちゃんは80代なので、内地からリュックに入れて松を持ってきたのは屯田兵家族ということになります。
内地から帰ってくるならほかにも荷物がたくさんあるはず。そんな中、生き物である松をわざわざ持ってくるというのは相当な思いがあったのでしょう。
時代を超えて湧別で生き続けている庭のアカマツを見て、じんわりと心に響くものがありました。

じいちゃんから聞いていた話と寄稿記事で拝読した内容が繋がり、なんだか少し嬉しくなりました。


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