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湧別日本酒プロジェクト#5 ~どっちが海洋熟成酒?第1回テイスティング会~

こんにちは!湧別町企画財政課の髙橋です。
つい最近秋を迎えたと思いきや、北海道ではついに初雪が降りましたね…。それもそのはず、11月7日には「立冬」。暦上では冬を迎えたようです。皆さん体調管理には気をつけましょう!

さて、前回投稿の最後にお伝えしたとおり、海洋熟成酒の第1回テイスティング会を10月20日に開催しましたので、今回はその模様をお送りします。
まず、「海洋熟成」に至る経緯や、これまでの取り組みに関しては、「湧別日本酒プロジェクトシリーズ第三弾」の後半で紹介していますので、あわせてご覧ください!

さて、本題です。

引き上げ作業には立ち会えず・・・

本来であれば、サロマ湖からのお酒の引き上げも同日に行う予定でしたが時化のため中止。海洋熟成に協力いただいている漁家の山田さんに事前に引き上げていただいていた日本酒でテイスティングを行いました。引き上げの模様もご紹介したかったのですが…次回にご期待ください!

テイスティング会を開催(10月20日)

将来的な特産品化に向けた「海洋熟成実証試験」では、熟成による味の変化などの確認を行うために、3カ月に一度テイスティングを行うこととしています。第1回目となるテイスティング会では、通常のお酒とサロマ湖に沈めて3カ月目となるお酒を比較。刈田町長、因副町長、「湧別」普及促進委員会役員のほか、株式会社北海道海洋熟成の本間代表などの関係者が参加しました。

手前の2本がサロマ湖に沈めた「湧別」です。見づらいですが、ラベルが若干色づき、瓶の表面にも若干の付着物があるのが確認できますね。

このように、A・Bのグラスにそれぞれのお酒を注ぎ、参加者にはどちらが海洋熟成酒かを伏せた状態(ブラインド形式)により試飲を行いました。

試飲された方からは、「こちらのほうが辛味がある」「複雑な味わいがあるのはこっち」「少し色に違いがある」「自分の好みはこちら」などの感想があがり、「Bのお酒の方が好みである」という方が多い結果になりました。
果たして、どちらが海洋熟成したお酒だったのか…。

海洋熟成したお酒は「B」

本間代表によると、「もともとが上品な味わいでしたが、熟成により米の味が引き立てられ、日本酒らしさが強くなりました。また、若干のとろみが出ていてクリーミーさを感じますが、後味はすっきりしています。3カ月でここまでの変化なので、今後の変化も楽しみですね。」とのこと。
次回のテイスティング会は来年の1月を予定しています。半年間の熟成を経て、どのような味わいに変化するのか楽しみですね!

最後まで読んでくださりありがとうございました。今後も海洋熟成の経過などを随時お伝えしていきます!

海洋熟成について詳しく知りたい方は下記からご覧いただけます。