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友好都市 カナダ・ホワイトコート町との交流が再開しました。(後編)

こんにちは。地域おこし協力隊の竹内咲樹です。
8月中旬から約10日間、湧別町長と役場職員2名が友好都市であるカナダ・ホワイトコート町を訪れました。
ホットなうちに聞くのが一番!と思い、帰国した翌日 時差ボケでおねむな直属の上司に突撃取材をしてきました。(なんとも強引。受けてくださり感謝カンゲキ雨あらs…)


― 今まではどのような交流事業を行なっていたのでしょうか?

主に、中高生の交流事業を行なっていました。町内に住む中高生を対象とした2週間、町内の中学校に通う生徒と湧別高校生を対象とした3か月の2コースの交換留学です。3か月コースでは、まずは日本で過ごした後に2人一緒にカナダ(もしくはニュージーランド)に行くので、約半年間 外国人の生徒と共に生活を送ることになります。できる限りたくさんの学生に国際交流の機会を与えられるように町からもしっかりサポートしています。

― ホワイトコート町はどんな町でしたか?

人口は約10,000人で湧別とそこまで変わらないのに、宿泊施設、飲食店、商店が揃っていて町の活気が湧別とは段違いだったことに驚きました。スターバックスコーヒーもあり、カナダの代表的なコーヒーショップ・ティムホートンズは2店舗もありました。宿泊施設は、ホワイトコート町がカナダの東西を結ぶ大きな国道沿いに位置するため必要なんだそうです。

画像出典:ホワイトコート町ホームページ

あとは、企業の地域貢献度がかなり高いことにもかなり驚きました。
子どもの遊び場や託児所、フィットネスジムなどがある立派な複合施設があったんだけど、その部屋ごとというか、区切りごとに企業名が書いてあって。いくつもの企業が寄附してひとつの大きな複合施設を作っていたのです。

写真のような子どもの遊び場や託児所もあり、子は遊び、
親はその間 ジムで体を動かすことができます。

また、湧別町と大きく異なるのは基幹産業。湧別町は一次産業の町でホワイトコート町は大きな製紙工場や木工工場、オイルや天然ガスの工場がある工業の町でした。そのため若者が多いイメージでしたね。
反対に、湧別町と似ていると感じたのは車社会のため歩いている人が少ない点。
元の中心地が小さくなってきているそうで、今栄えている場所と元の中心地が行き来しやすいように道路で繋ぐ計画があるそうです。

― これから本町とはどのような関わりを続けていくのですか?

これまでも行っていた中高生の交流事業がメインで、来年度には中高生が訪問する予定です。今回我々の通ったルートも実際に中高生が訪問するときと同じルートだったんですよ。
中高生もこの風景を見るのか、と よりイメージが湧きサポートの仕方も詰めていこうと思いました。

― 最後に、竹内さんに逆質問です。国際交流のゴールってなんだと思いますか?

ええっ、何でしょうか…!?

「世界平和」なんですよね。
何かあったとき、お互いに助け合おうね、と手を取り合える状況にすること。
お互いの習慣や文化などを尊重し国際理解を深めて、平和な世の中をつくるために今後も友好都市として関係を築いていきたいと思います。

ホワイトコート町役場前にて
ホワイトコート町よりいただいた記念品